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台北地下鉄無差別殺傷事件

一昨日、彼は夜勤で私が家に帰ってくると、 

 
 
 
 
「大丈夫か?!もう家に着いたか?!」 
 
 
 
とLINEが。「??着いたよ、どうしたの?」と聞くと、地下鉄(MRT)で無差別殺人があって、死者と怪我人が出ており、大騒ぎになっていることを聞いてびっくり!!そこは私がいつも使う線では無いから、乗ることはないだろうと思っていたものの、万が一と考えて急いで連絡をくれたらしい。 
 
 
 
 
うちはテレビをひいてないので、ネットで見ると本当にすごい事になっていて・・・。急いで友達たちに連絡して、誰も巻き込まれて無いかすぐに確認。幸いにも私の周りには巻き込まれた人はいなかったけど・・・4人もの死者を出す事になり、台湾史に間違いなく残る黒い影となってしまった・・・・。
 
 
 
 
 
ちなみに事件のあった場所は、新北市の龍山寺駅と江子翠駅の地下鉄の中です。 
 
 
 
 
 
 
Map   
 
私が出勤で使うのは黄色の線だから、青の線に乗るのはほとんど忠孝復興にあるSOGOに行くときくらい。タピさんの小物やご飯を買いに行く鳥街は龍山寺にあるけど、彼とバイクで行くのでMRTには乗らないし。  
 
 
 
だけど数年前まで、この線に乗って毎週日本語を教えに出かけていました。塾の場所は江子翠の先の府中という所。だからとても遠い出来事になんて思えないし、何より自分が住む台北で、毎日のように利用している地下鉄でこのような事が起こった事がショックでなりませんでした。しかも台北では今までこのような無差別殺人事件なんて起こった事が無かっただけに、台湾の人のショックもかなり大きかったようです。 
 
 
 
 
犯行経由から説明していきます。 
 
 
 
5月21日、犯人である大学生、鄭捷(21歳)は3時半頃、江子翠近くの日系スーパーで果物ナイフを購入、この時すでにかばんの中には2ヶ月前に学校の近くで買った折りたたみナイフも入っていました。それから南港地区方面行きMRTに乗り、国父記念堂駅までMRTに乗って移動し、また戻る形で永寧方面のMRTに乗り込みました。
 
そして4時20分頃、龍山寺を出発したMRTの中で惨劇は起きました・・・。 
手には2つのナイフを持ち、寝ている人、目が合った人、とにかく関係なく目に付く人を次々に刺して行ったのです。寝ている最中に刺された人も多かったようです。 
 
 
 
 
 
 
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凶器のナイフ。当初はバタフライナイフと報道されていましたが、違っていたようです。
 
 
車内は大パニックに陥り、悲鳴、血しぶきが飛び交っていました・・・。    
 
車内には怪我をした人、血だらけで動かない人、泣き叫び逃げ惑う人・・・ここにあえて写真は載せませんが新聞やニュースには映像や写真もあり、まるで地獄絵図のようでした・・・。 
 
 
 
 
 
 
しかしこんな中でも先頭にたって犯人に「近寄るな!あっちへ行け!」と自身も右腕に怪我を負いながらも先頭に立って犯人と傘を手に持ち、対峙するおじさんがニュースで取り上げられていました。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
    
 
 
 
また江子翠駅で彼を取り押さえたおじさんが勇敢だ!といろんな新聞でも取り立てられましたが、「私一人じゃ何もできなかったよ。みんなが回りにいてくれたから出来たことだったんだ」ととても謙虚だったらしい。何と昨日、会社の下にすごい報道陣が集まってるなぁと思っていたら、このおじさんが隣のレストランに息子さんとご飯を食べにくるという事で、インタビューの為に集まっていたらしい。 
 
話はそれましたが、電車は4時25分に江子翠に着きました。その時電車の中から降りた一人が大声で「みんな逃げて!!車内に殺人犯がいるわ!!!」その声に反応し、江子翠で電車を待っていた客はパニックになり、逃げ出しました。犯人は電車を折り、改札口付近まで来た時、そこで民衆と警備員に取り押さえられました。 
 
   
 
 
取り押さえられた時の様子。手前の赤いTシャツが犯人の男。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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犯人の鄭捷。彼の供述はこうです。 
 
 
 
 
「毎日ストレスもすごかったし、生きるのが苦痛だった。自殺しようとも思ったけど、それも出来なかった。だったら一人でも多く殺せば死刑にしてくれると思ったのさ。 
幼い頃から人を殺したいという思いはずっと持っていた。今はそれが叶って、とってもすっきりした気分だ。」  
彼の口から被害者や遺族に対する謝罪の言葉は全くないそうで、後悔の様子も全く見られないとのこと。 
 
友達もほとんどおらず、彼女もおらず、唯一の趣味は部屋に篭って人を殺すゲームをすることだったという彼。それでも彼を知る人は「おとなしいやつだったけど、怒った所なんて見た事のないような奴だったのに・・・」と驚きを隠せないようです。でもそんな反面、鳥や亀を殺して教室の中に放置していた、等という話もあったりします・・・。 
昨日かな、加害者の両親が謝罪文を出しましたが・・・両親もどんなにツライだろう・・・。彼に聞いてみると、出た高校も大学もどちらもそこそこ良い大学だったらしい。
 
 
ただ、大学は一度今の大学の前にいた国防大学で成績が足らず退学処分となった過去があり、それも何かしら影響しているのか?とも言われています。 
 
 
 
 
 
こんな話も載っていました。パトカーに載せられた犯人に警察官の一人が「両親に謝罪したいか?」と聞くと「謝罪?何を謝罪する事があるんだ?」と返され、言葉も出なかったと。  
現在までの様子については、ご飯もしっかり食べ、睡眠もよくとっているらしい・・・。 
 
そんな中、「手錠をはめられている部分が痛い」と訴えた鄭に対し、警察官が「それならお前に刺された人たちは、どのくらい痛かっただろうな?」と聞き返すと、黙りこくってしまったとか。 
 
 
 
 
 
これから精神鑑定やら色々行われるそうですが、まず死刑は免れないでしょうね・・・。今後も何か動きがあれば、ここで色々書きたいと思います。 
 
 
さて、亡くなった4人の方についても、少しずつ情報が入ってきました。犠牲になったのは女性2人、男性2人です。 
 
 
女性2人のうち1人の情報はほとんど出回ってないようですが、もう一人の藩さんという47歳の女性でした。写真もありましたが、掲載は控えます。  
翌日誕生日を迎える予定だったとのこと・・・。二人の成人した息子と4人で仲むつまじく暮らしており、旅行に出かけるのが好きだったとか・・・。 
 
 
藩さんのだんなさんは泣きながらインタビューに答えました。「明日は妻の誕生日で、自分たちはもう結婚して30年も一緒だったんだ。明日は彼女を連れて一緒にどこかへ出かけようと思っていた。でも・・・その約束も果たせなくなってしまった・・・。どうして妻がこんな目にあわなくてはいけないんだ・・・」 
 
 
 
 
 
男性2人のうち、一人は26歳の張さん、もう一人は28歳の解さん。 
 
 
 
 
張さんの方はこの日、仕事の面接の帰りでした。スーツを着た血まみれの男性が倒れて動かない写真が新聞にありましたが、おそらくこれはこの張さんだと思います。片手をポケットに突っ込んで・・・おそらく自分でも何がなんだか分からないまま、その命を奪われたのだと思います・・・。「絶対良い企業に入って真面目に頑張るんだ!両親や学校にとって誇れるような仕事をしていきたい」そう話していたと言います。 
「お前みたいな良い奴がなんでこんなめにあうんだ。信じたくない。本当であってほしくない・・・。安らかに眠ってくれ、善良で正直で・・・お前の事は絶対に忘れない。」FBに彼の友達が残した言葉です。
 
 
昨日張さんの遺体は故郷である嘉義に無言の帰宅をしました。母親は泣き崩れて遺体にすがりながら「辛いわ・・・心が辛くて辛くて・・・どうしたらいいの・・・」と一人で立っていられない状態なほどショックを受けており、周りから「分かってるよ・・・分かってるよ・・・・」と必死に慰められている姿に見ていて、本当に心が痛かったです・・・。 
 
 
もし面接の日があの日じゃなかったら・・・あの時間の電車に乗らなかったら・・・・。 
 
 
 
もう一人の解さんは28歳、すでに結婚しており、彼は3歳の男の子と2歳の女の子の幼い子供を持つ父親でした・・・。霊安室で冷たい旦那さんの遺体と対面「夫を返して!!!」と泣き叫んでいたという記事を見て、涙が止まらず・・・。
彼はいつも仕事のため、この時間この電車に乗っていたのだそうです。 
 
 
 
彼の母親曰く「40歳でやっと授かった唯一の男の子だったの・・・。幼い頃から手のかからない、とても自立した子だったわ・・・。結婚した後も彼の家の家計は楽ではなかったようだけど、一切私たちに頼るような事もなかった。たった一人の何の罪もない息子がどうしてこんな目にあわなければいけないの?」 
ちなみに犯人が移送される際、この解さんの友達が殴りかかりそうになる一面も。「畜生!このクズ野郎!!」すんでの所で押さえつけられてましたが、本当気がすむまで殴らせてやりたいと思う・・・。 
 
近所の人も「会うといつも笑顔で挨拶してくれる、本当に感じの良い人だったわ・・・そんな人がどうしてこんな事に。。。」
 
 
 
実はここ最近、台北はずっと雨だったんです。だからこの日、傘を持っていた人も多く、それで応戦した人もいたようです。でももしこの日が雨じゃなかったら・・・身を守るものなんてそうないし、もっと多く犠牲者が出ていたのかもしれないと思うと、雨でよかったのかもしれない・・・。 
 
 
 
 
ちなみにどうして龍山寺から江子翠の間で犯行を行ったかという理由については、「そこの距離が一番長いから」という事だったそう。予め色々前もって計画していたのですね・・・。 
ちなみに一度刺して倒れている人をもう一度刺すなど、かなり殺意を持って行動していた事が伺えます。  
 
この事件の影響を受けて、翌日は地下鉄に警察官が乗り込んでいたみたいです。(私の電車では見かけなかったけど。車両がちがったのかな。) 
 
台湾は治安の良い国だし、こんな事が起こるなんて本当にショックです。 
交通事故死やら、失恋自殺、失恋殺人がとにかく多いので、そういう事件には言い方が悪いけど慣れてしまいましたが、まさかこんな事件が台湾で。 
 
 
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翌日の新聞、もちろんトップニュースです。これはりんご日報ですが、その他の新聞も
全てトップ記事でした。
 
 
 
 
 
今日も普通に地下鉄に乗りましたが、身を守る物を持つようにした、という話を周りでよく聞きました。私自身、剣道の心得はあるので、傘が何かあればもしかしたら何とかなりそうだけど、身を守るって・・・何を持ってたらいいんだ?トウガラシスプレーとか?スタンガン? 
でも、いざという時の為に、本当に何か持っておくべきなのかもな・・・と改めて思いました。 
 
 
 
 
 
亡くなられた方のご冥福を心からお祈りします・・・。きれいごとなのかもしれない、でも犯人も今はまだ全く自覚はないようだけど、彼の中にも良心がある事も信じたい・・・。でないと亡くなった方が浮かばれないし、突然不条理に家族を奪われた遺族が可哀相すぎる。。。 
 
 
 
 
☆☆5・31追加☆☆ 
新☆海外ブラックロードでもその後の展開等を少し加筆して、書かせていただきましたので、良かったらのぞいてみてくださいね☆ 
 
 

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コメント

ニュースで聞いたとき
「ちぃさん大丈夫かな?・・・」と
真っ先に考えました

日本人に使用者が出たという報道がなかったので
消去法で「多分大丈夫だろうな・・・」と

ちぃさん、ご友人知人、ご無事とのこと

お亡くなりになった方は言うまでもなく
命を取り留めた方も体だけでなく
心に大きな傷を負われたことでしょう

皆さんの心と体が早く癒えるように祈るとともに
亡くなられた方、ご遺族の方に
心から哀悼の意とお見舞い申し上げます

最近は小5の息子もニュースでこのような悲惨な
事件を見聞きするようになるにつけ
「なんでこんなひどいことをするの?」と
聞かれます
残念ながら私には返答できません
(アフリカの大量少女誘拐事件もそうです)

強いて言うなら警察官の言った
「刺された痛みもわかるだろう」という言葉が
ヒントかと思います

他人の痛みを想像できる、理解できる

これこそがこのような事件を
起こさないようにするために
必要なことではないでしょうか・・・

使用者 ではなく 死傷者でしたね
変換ミスです すみません

日本にいて海外の事故や事件のニュースを聞くと
日本人が被害にあったかどうかが
先ず気になってしまいます

どこの国の方でもトラブルに巻き込まれたら
大変なのは同じなのにね・・・

このページを拝見しました。
いいねはやめときました。

もし、身近にこんなことが起きたらとにかく逃げてください。
仮に目の前でおばあさんが大変なことになっていたとしても。
逃げ延びれば、犠牲者の数を減らしたことにつながるのですから。

>Linoさん

コメント謝謝です☆

心配してくださって有難うございます。お蔭様で私も私の周りの友達も皆無事です。でも4人もの尊い命が犠牲になってしまいました…。
でも遺族は何と言ったと思います?『犯人を、犯人の家族を許したい。
でも二度と誰もこのような事を起こさないで。そうしないと殺された家族が浮かばれないから。』
同じ立場に立たされた時、私には絶対こんな言葉が出てくる自信がありません…。悲しく辛い中、このような言葉が出てくる…台湾人の国民性が出てるなぁと思います。

怪我をされた方が一日も早く回復しますように。。亡くなられた方々の遺族の心の傷が少しでも癒える日が早く来ますように。。。。そしてもう二度とこのような事が起こりませんように。。。

教育が悪いとも言われているけれど、私には持って生まれた物もあるような気がします。それももしかしたら自分を導いてくれる人や何かに出会っていたら変わっていた?と考えずにはいられません。

>ベラカバンバさん

コメント謝謝です☆

読んでくださってありがとうございます。日本でも報道はあったようですが
そこまで詳細には報道されていないと思い、少しでも悲しい現実を知ってほしいと思い、記事にしました…。

実際自分がその場にいたら、、、いくら考えても自分がどうするのか
全く想像もつかないんです・・・。やはり助けてしまう?それとも振り返りもせず、逃げてしまう??

その前にこんな事が二度と無いと祈りたいです…。

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