まずい物を引き当ててしまう才能

台湾に来て、私にはあるひとつの才能があると旦那さんに言われた。　

これを才能と呼ぶべきなのか・・・・。　

わたくし、なぜだかまずい物やレストランをやたらと引き当てる。　

ここおいしそうじゃない？と私が言って入ったレストラン10個のうち、7個は普通か微妙・・・2個はまずい・・・1個は美味しい　

本当にオーバーでも何でもなく、このくらいの確率なのである・・・・。逆に旦那さんがここ美味しそうという所は大抵美味しい。なぜだ・・・なぜなんだ・・・・　

以前とある夜市に旦那さんと友達2人で行ったとき、私はなぜか無性に蚵仔煎(台湾のカキオムレツ)を食べたくなった。　

　

蚵仔煎(画像はネットからお借りしました)　

出てくるなり旦那さんは一目見て「・・・俺要らない」と言った。別に見た目は普通っぽかったのだが、旦那さん曰く全く美味しそうに見えなかったらしい。なので3人で食べ始めたのだが・・・・　

「・・・・・・・・・・・・・・・。」　

一口食べてみんな無言になった。そして蚵仔煎にもまずいものが存在する事を私はこの時初めて知った・・・。ちなみに一緒に食べた3人の内の1人、台湾人の友達は　

「２○年間台湾で暮らしてきたけど、あんなまずい蚵仔煎食べた事無い・・・」　

と言っていた。　

これ以前にもまずいものを引き当てることが多かった私は、その日以来旦那さんから「まずいものを見つけるのが兎に角得意な名人」という、嬉しくも何ともない称号を頂く事になってしまった・・・。

そして、また・・・である。今日もまた引き当ててしまったのである。しかも蚵仔煎に引き続き、「これはまずいものに当たる方が難しくないか？！」と言う物である。それは麺線(モツ入りソーメン※カキ入りの物もある)である。　

　

麺線　

これはソーメンを鰹風味のとろみがあるダシで煮込んだもの。パクチーを乗せると倍美味しい♪♪(来たばかりの頃はパクチー大嫌いで絶対入れなかったのに～～今じゃどっさり入れてもらう)　

これもね、基本どこで食べてもおいしいものなんですよ。阿宗のが一番美味しいけど。でもどこでも基本まぁ美味しいものです。それが今日買った職場の近くの屋台の麺線は、ニンニクが一切効いてないわ、スープにまったく鰹の風味が無いわ、極めつけ、なぜか魚丸(魚のつみれ)が入っていて、ちーん・・・なりましたよね・・・・　　

もうね・・・色からしてね・・・。蓋開けたとき、｢・・・・あっ(いやな予感・・・)｣なりましたもん。なんていうか↑みたいな色ではなくて、肌色の・・・・おじいちゃんの肌着のようなぼやけた色で・・・。やっぱり見た目同様、味もかなり残念でしたよね・・・。

旦那さんにまた引き当てた・・・今度は麺線だ・・・↓↓とLINEすると、　

よかった～～～俺食べなくて♪さすが名人だね。

だって！！！！！他にいう事ないのか！！！！！しかし身を削ってまずいものを見つけて、他の人に教えてあげて次の被害者を出さないようにしている私って偉くない？！と自分で思うのでした・・・・。　

・・・・だってそう考えないとわびしくてやってられない・・・。