また変な人に遭遇しただよ・・・

先日のこと。わけあって台北で保護された鳥さんの飼い主さんを探す為に、ＦＢのインコ捜索掲示板に書き込みをした。　

数日経っても結局飼い主さんは見つからなくて、里親さんになりたいと名乗り出てくれた方に譲る事になった。元の飼い主さんが見つからなかったのは残念だけど、新しい飼い主さんの下でインコさんが幸せに暮らしていけることを願うばかり。　

さてそんな中、いろんな方から書き込みに対して、『がんばって』『元の飼い主さんが見つかりますように』との励ましの言葉をいただいた。みんな良い人だなぁ～と思っていた中、一人の男性から私のメッセンジャーに個人宛メッセージが来た。　

この男性は『もし飼い主が見つからなければ、自分がぜひ引き取りたい』とコメントくれていた人だった。でも保護している方からもうすでに里親さんになりたいと言ってくれている人がいるとは聞いていたし、その旨を伝え『もしその方が辞退した時には連絡しますね』とコメントしておいた。もしや、その事についてだろうか？　

開いてみると、『あなたの飼っているインコ、可愛いですね』という内容。　

私のＦＢにはタピと愛玉の写真の載せていて、そこは公開になっているから、それを見てどうやらメッセージをくれたらしい。タピと愛玉を褒めて貰えるのは素直に嬉しいし、私も『褒めていただいて、有難うございます』とだけ返信した。　

そこから少しだけ話をしたのだが、彼はたくさんのインコを飼っているという。　

『うちにはこんな設備があるんだ』『こんなインコもいるんだ』と色んな写真を見せてくれた。それ自体は興味深かったから、『すごいですね～。可愛いですね』といった返事をしていたのだが、突然こんな事を言い出した。　

『実は僕はインコの雛の販売もしているんだ。うちではとっても安く売っているよ。どうだい？』　

『あー、結構です。うちは狭いですし。今飼っている２羽で十分ですから』　

・・・ああ、なるほど、販売もしているのか。だから色んな設備があるわけね。

するとなんとこの男、続けてとんでもない事を言い出した。　

『君のインコを、僕に譲ってくれない？』　

・・・・・・は？今なんと？？ 

『えっ？売る？売るって？タピと愛玉を？』　

『そう！僕の家にはいろんな設備があるし、広いし。心配しなくても2羽ともしっかり世話するよ。どうかな？』　

いやいや、ちょっと待って。設備あるとか関係ないよ。　

・・・・ていうかこれ台湾ジョークか？（！）　

冗談かと思ったけど、どうやら本気らしい。　

『アホか、お前は！売れるかーーっ！』　

といいたい所をぐっと堪え、『申し訳ないんですが、たとえ１億詰まれても売れないですよ。彼らは私の家族なので。』というと、『没関係～（大丈夫ですよ～）』と。　

・・・アンタ、大丈夫じゃないよ。アンタのその考え、全然大丈夫じゃないよ・・・。　

その後も『本当に安くするよ、インコの雛飼わない？』と言ってきたので、『いや、私はいらないですって・・・。もし欲しいって人がいたら知らせますから』というと、再度『一羽２００元だからね』と言ってきたので、とにかくもう話を早く終らせたくて『ＯＫ（分かりました）』とだけ返事をすると、　

『何？何？何がＯＫなの？飼うの？！飼うよ、ＯＫってこと？！』　

・・・・ああ、もうホント面倒臭い・・・。　

無視していると、私がこの辺りの中国語を理解してないと思ったのか、わざわざボイスメッセージまで送ってきたっていうね・・・。すんごいゆっくり中国語でインコの値段の説明をしていたよ、この人・・・　

それも無視したら、流石に悟ったのか静かになったけど、ほんとなんだったんだ、あの人