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ぺそぎん時計

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口に出す事は大切なこと。

昨日のこと。パパさんがお休みだったので、息子の宿題を見て貰うことに。 

 

この日の宿題はあみだくじ。息子はあみだくじで遊んだ事ないから、ルールについて教えて貰う事に。 

 

 

しばらく二人で何やらやっていて、会話が耳に入って来る。 

 

 

言っている意味分かる?ん?分からないの?分かったの? 分かった?じゃあどうして出来てないの? 本当は分かってないからじゃないの?』  

 

 

なんか言い方がきつくない?と思っていたら、 

 

 

いったんお水飲んで休憩しといで。今説明しても分からないでしょ?』 

 

  

そしたら息子が涙目で私の所に走って来た。 

 

 

どうした?パパの説明分からない?』 

 

分からない…。日本語でもう一度説明して?』 

 

 

おお、そうか。じゃあママが教えよう、と日本語で説明。息子は日本語力は問題無しなので日本語で説明するとちゃんと分かるはず。だけどいざさぁやってごらん、というと間違えてしまう。 

 

見ていく内に分かった。息子はちゃんと『上にはいけない。線に当たったら必ずそこを曲がる』というルールは理解しているのだ。じゃあどうして間違えるのかというと、ただ単に線を見落としているだけのもよう💧

 

それでも何度も『そんなに急いで進む必要は無いんだよ。急ぎ過ぎると線を見落とすから。線を見落とさないようにゆっくりでいいから進んで行ってごらん』そう教えながら、あとは『はーい、線にぶつかりましたぁ。曲がってくださーい、ぐりっ!おっとまた線が来ましたぁ!』なんてノリノリで声掛けしながら何回かやらせてみると、すぐにちゃんと出来るようになった。 

 

 

ねー!ちゃんと急がずやれば出来るんだよ!すごいねぇ!』 

 

 

それを聞いてにっこり笑った。・・・と思ったら息子の目から大粒の涙が。 

 

 

あらま、どうしたどうした?』 

 

中国語嫌いだ。中国語で言われても分からないもん。僕日本語で話せる日本に行きたい。台湾嫌いだ。』  

 

 

この言葉、グサッと心に来ましたよねぇ・・・。 

 

 

中国語難しいよなぁ。母さんも未だに全然上手に出来ないよ。日本語で生活できたらどんなにいいかって思うよ。』 

 

じゃあじぃじとばぁばのいる日本に帰ろうよ。』 

 

母さんもそうしたいよ、だけどそうするならパパとは離れて暮らさなきゃならない。リーちゃんとも。それでもどうしても日本で暮らしたいなら、お母さんそうするよ?』 

 

どうしてパパは一緒に行けないの?パパも日本に行けばいいでしょ?』 

 

パパはお仕事があるし、日本語あまり話せないでしょう?それに台湾にはおじいちゃんとおばあちゃんがいるから、パパは台湾を離れる事はできないんだよ。ママが日本に帰りたくても我慢しているのはパパと離れたくないからだよ。だから中国語難しいけど、ママも間違えたりしながら中国語勉強して台湾にいるんだよ。』 

 

でも僕、中国語うまく喋れないもん・・・』 

 

そんな事ないよ!幼稚園に通い始めたばかりの頃は一言も話せなかったのに、今はその頃よりずっと成長してる!ママの発音より綺麗だなって事も多いよ!もっと自信持っていいんだよ!』 

 

さっき・・・僕できなかったから・・・パパちょっと呆れてたもん・・・』 

 

ありゃパパが悪い。あんな言い方されたら萎縮しちゃって分かる事も分からなくなる。よし、母さんがパパと話してくるから!💨』 

 

 

息子をリビングに残し、鼻息荒く部屋に戻ったパパさんの元へ。 

 

 

ちょっと!さっきの言い方きつすぎるよ!何であんなきつい言い方するの?あんな言い方されて、せーちゃんめっちゃ傷ついてるじゃん。可哀想だよ。』 

 

さっきのは本気で言ってたわけじゃないよ。わざとあんな言い方しただけだから心配しなくていいよ。まずはせーちゃんに分からせたかっただけだから。』 

 

 

?!?!?!?!? なに?どういうこと???? 

 

 

幼稚園に迎えに行った際に何度か先生に言われた事があったって話をしたでしょ?例えばせーちゃんに何かを説明して分かった?って聞くと何も言わずにコクコクと頷いてみせるって。でも実際は分かっていなくて、分かってるフリをする時があるらしい。その事でも今まで俺たちも何度か優しく注意してきたりしたけど、その悪い癖が相変わらず抜けてないなってさっき教えながら思ったんだよ。分からないなら分からない、これが分からない、とかちゃんと自分の口で聞いたり話す癖を今の内から付けておかないと、せーちゃんがこれからどんどん困る事になる。だから少し厳しい口調で言ってみたんだよ。優しく言っても毎回喉元過ぎれば熱さを忘れるで、全然同じ事の繰り返しだったから。 

いつもそう、あの子は優しく言ってもなかなか直らない。だけど一度厳しく言うと大抵気を付けて直そうとするようになるから。』 

 

 

そういう事だったのね。私はてっきり何か今日は不機嫌で息子に当たっているかと😅 

 

 

俺はそういう人間じゃない(きっぱり言い切ったよ、この人。笑)、せーちゃん連れて来て、ちゃんと話すから。』 

   

 

その後息子を呼んでくると、パパさんは↑の事をかみ砕いて息子に説明しておりました。 

 

 

頷くだけはもうやめような。ちゃんと自分の言葉で話すようにしよう。間違ってもいい。分かったフリをするのはもう今日でおしまい。パパの言う事、分かる?』 

 

今まではそこでも頷いていたけど、 

 

うん、分かった!ちゃんと言う!』 

 

と口に出してお約束してくれました😊  

 

 

なので、私が早速『じゃあ今パパが言った事は何だった?』 

 

 

と聞くと、 

 

 

えっとぉ…。うんとぉ…。ちょっと忘れちゃったから、もう一回話してくれる?パパ?』 

 

 

おいっ💧 

 

 

それでもまぁ、こうだよと話し、その後で同じ質問をするとちゃんと答える事ができた。

  

 

まぁ癖ってそんなに簡単には直らないから。根気強く教えていくしかないんだと思う。 

 

 

あとは 

 

『請再說一次(もう一度言ってください)』 

 

を改めて教えて。 

 

 

今後中国語で話したあとは私たちも『言ってる意味わかる?』と聞いて確認するようにしようとパパさんとも決めつつ。 

 

 

 

子供はすぐに環境になれるとはいいますが、4歳とはいえ、それまではやっぱり日本語メインで育ってきているから、何も苦労なくスッと中国語が取得できるわけじゃないんだなぁと改めて思いましたよね。 

 

日本語で育ててきたことは、息子にとって酷だったのかも…と昨日またふと思ってしまいましたが、パパさんは『前にも言ったけどそんな事はない。子供の能力は大人が思ってるよりずっとすごい。一言も話せなかったせーちゃんが約2年でこれだけ成長してるんだから。信じて見守っていればいいんだよ、大丈夫。』というのだけれどね。苦笑 

 

 

とはいえ、やはり心配性の私は心配は尽きません。信じて見守る事も大事だと分かっているけど、心配しすぎない程度に心配しつつ、私はこれからも気を配っておこうと思うのです。 

 

4歳にして、色々苦労してるなぁ。よく頑張ってるよ、本当。私4歳の時なんて遊ぶ事しか考えてなかったよ。苦笑 

 

 

同時に私も中国語を話す機会を増やそう。 

 

また途中で挫折して放置しているボポモフォを勉強し直して、良い覚え方があれば息子に教えてあげられるようになりたいなぁ。あとは遊びの中に取り入れたりね。  

 

普通の4歳なら体験しない苦労をさせていると思う。だけどきっと先々で息子自身の為になるはず。私はサポートしつつ、その道を少しでも歩きやすくするための工夫をする事しかできないけど。

 

 

親子で頑張って行かなきゃ。

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台湾太太日記(子育て色々)」カテゴリの記事

コメント

こんばんは!
息子さん、台湾に住んでいるのに中国語が聴き取れないのは不幸ですね。
学校や友達は、勿論中国語オンリーでしょうからね。
出来ないとますます中国語が嫌いになってゆき、聴き取れる日本語に逃れようとします。
日本人が中国語は漢字だから習得できるだろうと目で学び始め、発音とリスニングで挫折するようなパターンでしょうか。
悪循環ですね。
ちぃさんも息子さんとの会話は、出来るだけ中国語を使った方が良いような気がしてきました。
日常使う中国語の量を少し増やしてみたらいかがですか?

>FUJIKAZEさん

コメント謝謝です^^&コメント返しが遅くなり、申し訳ありません。

幼稚園に入園したばかりの頃は本当に中国語がほぼゼロでしたが、今では日本語ほど流暢ではなくても、だいぶ上達しているなぁと思っているのですが、やはり日本語と比べるとどうしてもスッとは出て来ない事が多いようですめ。
息子はまだ中国語を読む事ができないのですが、相手が言っている事は分かるけど、(単語とか言い方が分からなくて)スッと言葉が出て来ない、という状況が多い気がします。家だと日本語と中国語が混じっている状態ですが、それでも日本語の比率の方が高いので、これ以降何かを息子に話すときは中国語と日本語の両方で言うようにしています。

家でも完全に中国語に切り替えようかなとも考えましたが、それだと息子が一息つく場がないという周りの意見が多く、私もそう思いましたので。

あとは私も再度中国語の勉強を始める事にしました。私がやっていると、息子も傍へきて、一緒にやる!という事が多いので。色々親子で試行錯誤しながら、息子と一緒に乗り越えていきたいと思います。

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