前回の記事でも書きましたが、3月10日、我が家の豆花さんが虹の橋にわたりました・・・。その日の事と、その翌日お見送りした日のことを少しまとめておきたいと思います。
10日の日、いつも通り14時に仕事を終えて家路を急いでいました。
この日ももちろん普段通り、晩ご飯を作る予定だったので、通常ならスーパーと市場によって帰るつもりでした。だけど・・・自分でもどうしてか分からないのですが、何となく足がそちらに向かず直帰。あとから考えたら、これも虫の知らせだったのかもしれません・・・・。
家に帰り着いて家のドアを明けました。普段私たちがお仕事の時、タピ、愛玉、豆花は寝室に置いていて(リビングより日当たりが良いから)、私たちが帰って来てからリビングに移動していました。そして毎回私がドアを開けると、タピがすぐに気付き、ピーピー鳴き始めるのですが、この日はなぜかとても静かだったのです。
もしタピがいつもの通りピーピー鳴けば、恐らく私は洗濯物を取り込んだり、その他しなくてはならない事を先にしてから寝室へ向かったはずです。でも普段必ず鳴くタピがなぜかこの日は静かで、私は訝りながら先に寝室へと様子を見に行きました。これもあとから考えたら・・・タピが何かを伝えようとしてくれていたのかもしれません。
そこで見たのは・・・床にうつぶせになり、荒い呼吸を繰り返している豆花の姿でした・・・。
その時間は鳥の病院も空いておらず、どうしていいか分からず、泣きながら旦那さんに電話をしました。もう今度こそダメかもしれない・・・早く帰って来て・・。そんな事を話したような気がします。
ヒーターは常につけていましたが、とりあえず保温しないとと豆花をヒーターの傍に寝かせ、ずっと見守り続けていました。口にお水をつけてあげると、少しだけ飲んでくれました。時々目を開けてはくれるのですが・・・・ずっと動かず・・・。豆ちゃん、豆ちゃんと必死に呼びかけていました。
それから30分ほどして、旦那さんが帰宅しました。旦那さんは手を温めてから、荒い呼吸を繰り返す豆を手の上に乗せました。そして『豆ちゃん・・・・パパだよ。よく頑張ってくれたね・・・・有難う・・・・』と声をかけていました。それから1分ほどして、
『ねぇ、病院に連れて行こう??もうすぐ病院開くよ!』
と声をかけた私に対して、旦那さんは
『ううん、もう・・・間に合わないよ・・・。豆ちゃん・・・もう・・・』
旦那さんの手の上で、旦那さんと私に看取られて、 豆ちゃんは虹の橋へと渡りました・・・。
まるで旦那さんの帰ってくるのを必死で待っていたように思えてならないのです。旦那さんが帰って来て3分ほどで豆ちゃん・・・亡くなってしまったので。
毎日お薬をあげてくれていたのも旦那さんだし、豆ちゃん、きっと最後にお礼が言いたかったんだと思います。
そこから二人でずっと泣きました・・・。
私はそれから3日間気付けば涙を流していました。本当に悲しくて辛くて・・・。たった1ヵ月半しか一緒にいられなかった寂しさと、元気にしてあげることが出来なかった事が辛くて。
そんな中、ブログやココログ、ライン等でもたくさんの方から温かい言葉を頂き、どれだけ救われた事か知れません。会った事が無い豆ちゃんに対し、たくさんの方が見守り、励まして頂きました。豆花は本当に幸せだったんだなと思うと、本当に慰められました。
そのままどこかに土葬する事も考えましたが、この辺に公園はありませんし、出来ればしばらくの間一緒にいたいと思っていたので、旦那さんが火葬してくれる会社を探してくれました。台湾、犬か猫しか火葬は無理かなと思っていたのですが、ちゃんと鳥やハムスターも火葬してくれる所があった事に驚き、そしてホッとしました。
私たちが今回お願いしたのは火葬(お骨の引き取り)だけでしたが、お葬式や納骨、お墓などのサービスもあるそうです。
まず納骨堂も兼ねた仏堂でお線香をあげ、30分ほど豆ちゃんとお別れの時間を過ごしました。それから車で20分ほど離れた火葬場へ。一見すると小さな事務所のような場所でしたが、ちゃんと仏教、キリスト教と別れた祭壇なども準備されていました。
また骨壷も自分で選ぶことが出来ます。
私はしばらく時間を置いた後、どこか大きな木の下にお骨を埋めてあげるつもりなので、紙で出来た入れ物を選びました。(紙製の茶筒のような入れ物です)
火葬の際に、それまで豆ちゃんをいれていた入れ物とお花も一緒に火葬して貰うことにしました。
小さいインコなので・・・火葬は20分ほどで終わりました。
あまりたくさん骨は残らないかもしれませんと言われていましたが、思っていたよりしっかり残っていました。日本だとお箸で骨壷に入れますが、こちらは刷毛とフライ返しのようなものを使って骨壷に納めます。自分で入れるかお任せするか聞かれますが、私は自分で入れました。
こうしてお骨にして貰って、お家に帰ってきました。それから毎日必ず旦那さんと手を合わせるようにしています。
前回の記事で『後悔は無い』と書いておきながら、やっぱり元気にしてあげられなかった事、もっと色々な事をしてあげたかったという思いは消えません。
特に先々週大学病院に連れて行ってから、豆ちゃんは一進一退を繰り返していました。日によってはとっても元気になっているように見えていたこともあり、きっと良くなってくれるはずだと信じていたから、なんていうか・・・受け入れ難かったんです・・・。
たった1ヶ月半しかいられなかったけど・・・でもとっても濃い1ヶ月半だったなとも思います。きっと太く短く生きたんだよね・・・今では少しずつそう思えるようになってきました。
1ヵ月半の間、小さな豆花ちゃんから、本当にたくさんのことを教えて貰いました。豆花ちゃんに出会えて私たちは本当に幸せでした。
豆花ちゃん、また会おうね。そして本当にありがとう。
お空の上から、タピと愛玉、パパとママのこと、見守っていてね。。
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