昨日の朝のこと
いつもどおりケージにかけてあるタオルを取り、おはようと声をかけると、リヴァイの異変に気づきました
元気だし食欲もあるけど、顔周りの毛がべたついていて、それに吐くような(えずいている感じ)動作を何度か繰り返しています。もしかして…吐いたのは胃液?
実はその前日にもちょっと吐くような動作をしていたけど、とても元気だったし食欲もあったので、風邪でもひいたかな?とりあえず保温とビタミンを入れた水で様子を見ていたんだけど…これは病院に連れて行ったほうがいいと判断しました
待合室で。出してよぉ~!と動き回るリヴァイ。おとなしくしなさい。苦笑
この日は日曜日。多くの病院はしまっていますが、以前タピがお世話になった圓山にあるバードクリニックは日曜日の午前10時~12時までの2時間だけ開いていることは調べて知っていたので、10時になると同時にすぐに電話で問い合わせしてもらうと、「予約が多いのでだいぶ待つことになりますが、診察は行っていますよ」とのことで、リヴァイをプラケースに入れ、ホッカイロをタオルで巻きその下に入れ、タクシーで病院へ。1時間半くらい待ってようやく順番が来たので診察室へ。
「まずはそのうを見てみようね~」と検査してもらうと、「うーん、そのうはキレイで、菌とかもいないですね。次はレントゲンを撮ってみましょう」とのことでレントゲンを撮ってもらうことに。10分ほどして先生がリヴァイを連れて診察室へ戻ってきました。
「これがさっき撮ったレントゲンです。原因が分かりましたよ。一つずつ説明していきますね」
と本当にひとつひとつ丁寧に説明してくださり、
結果、気嚢炎になっていると告げられました・・・。
気嚢は鳥さんが空気をためたり、送り出したりする器官とのこと。多くの鳥は9つの気嚢を持っています。
人間は呼吸をするのに横隔膜の助けを必要としますが、鳥はこの気嚢がその呼吸の働きを助けます。
普段食べているものを聞かれて、ペレットがメインと野菜やくだもの、少しのシードであることを伝えると「それじゃあ栄養面が原因じゃないだろうね」とのこと。
「何か最近普段と違うことはあった?」と聞かれたので「たまにくしゃみはしますが、昔から少し寒いとすぐくしゃみをする子だったので、あまり気にしませんでした」と答える。
「ビタミンの欠如、免疫低下、細菌等色々な理由があるんですよ。おそらく免疫力低下による風邪から発症したものじゃないかな。どれかは分からないけど、とりあえずしっかり治療していきましょうね。まずはこれから3週間、1週間に1度注射に通ってきて下さいね。あとは毎日2回の投薬、それからネブライザーでの治療もしてもらいます」とのこと
ネブライザー治療は初めてのこと。先生に詳しくお伺いすると
「ネブライザーは薬局など医療機器を扱っているところで買えますよ。ちなみにうちの病院で使っているものはこれですよ~(と、オムロンのネブライザーを見せてくださる)。これを1日朝晩2回行ってくださいね。それからプラケースにこんなふうにして~(とやり方を教えてくださる)」
と色々教えていただき待合室に戻ると、待合室はものすごい人!!!日曜日に開いている病院が少ないことも理由なんだろうけど、先生の医療技術や設備の良さなんかも理由のひとつだろうな。
タピはこの病院で何度かお世話になったんですが(わたしたちが日本に行く際にはこちらの2階の鳥さんホテルにお世話になっていましたしね。笑)、引っ越してかなり遠くなってしまったことで、最近では家の近くのバードクリニックに診てもらっていたけど、改めてやっぱりいい病院だなぁと感じました。遠いけど設備も先生の腕も確かだしリヴァイは今後ここでお願いしようかなと思います。
台湾では鳥飼いの人が多いからか、昔に比べて鳥さんを診てくれる先生が増えたり、設備がどんどん進化しているのはとても嬉しいこと。この病院も以前は割と古い感じだったんですが、改装工事でとってもきれいになっていて設備も以前より増えていました。
ちなみにこの日の診察代はレントゲンや検査代などで、日本円にして一万円超え。
決して安くはないのかもしれけれど、あれだけ細かく診ていただいて原因を突き止めてもらえたのだから私は妥当な値段だと思います。
さて家に帰り、主人は早速薬局に行き、病院でみたものと同じネブライザー(こちらも日本円にして一万円ほど😂)とプラケースを買ってきてくれました。
それをプラケースにこんなふうにつなげて、吸入治療開始です
ブーンと音がするし、怖がるかな?と思ったけど、全然平気でした。偉いぞ♫
投薬もタピや愛玉、豆花はもともと掴まれることが大嫌いで、強引に捕まえて無理やり飲ませないといけなかったけど、普段から掴まれることが多いリヴァイはおとなしく掴まれ、お薬も自ら進んで飲んでくれるので助かります。お利口さんね☺️
普段みたいに出せ出せコールは少ないけれど、起きて何かを食べたい時なんかは大きな声で鳴いたり、自分の名前を言ったり、あとは何より食欲だけはあるからその点は安心しています。
食欲がなかったら一気に体力が落ちてしまうので、今は大好きなシードやゆでたまご、リヴァイの好きなものを多めになるべく食べさせています。
いつも一緒にいたのに、どうして気づいてあげられなかったんだろうと自分を責めてしまいますが、気嚢炎は単独で発症した場合、ほぼ症状が出ないことも珍しいことではないと慰められました。それでも…それでも悔しい。
換羽中ということもあるんだろうけど、本当に寒さに弱い子なんだろうなということを再認識したので、今後ケージを置く場所も変えることにしました。
気嚢炎は珍しくない病気だそうですが、命を落とす可能性も決して低くはない怖い病気。
注射に通い、家ではしっかり投薬、ネブライザー治療を続けて、なんとか元気になってほしい。
まだまだこれからもずっとずっと一緒にいたいから。一緒に頑張ろうね。
リヴァイにとってはほぼ初めての病院(雛の時の健康診断を除く)
そこで色々検査して、怖かったりびっくりしただろうけど、よく頑張ってくれました。
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